Metadream株式会社が2023年1月25日に配信始したスマートフォンアプリ、新感覚メタバースSNS「Bondee(ボンディー)」。
SNSで話題になっており、名前を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、従来のSNSとの違い、Bondeeで出来ることを解説していきたいと思います。
Bondeeとは?
Bondeeは、シンガポール発のテックスタートアップMetadream社によって作られたメタバースSNSアプリです。
現在、製品開発やサポートチームなどの運営は韓国と日本が拠点となっており、今後はタイやフィリピンなどの地域にも運営拠点を増やしていく予定となっています。
かつて一世を風靡したコミュニティサービス「アメーバピグ」を思わせる世界観で、自らの分身(アバター)を作成して、仮想空間で交流でき、何気ないつぶやきを投稿することが出来ます。
従来のSNSとの違い
InstagramやTwitterのようなSNSでは制限なくフォローを行うことが出来ていましたが、Bondeeでは、友達の追加が50人までしか行うことが出来ないので、閉鎖的な空間での交流となります。
また、Bondeeの一番の特徴は「アバターを用いているSNS」ということです。
自分自身の行動を選択することによってメタバース内でアバターが現実世界で行っている行動を表現してくれるため、友達と離れていても今何しているかリアルタイムで知ることが出来るという特徴があります。
例えば、電話をかけたい時、LINEなどのアプリでは友達に「今、電話を掛けても良いか」確認が必要であり、寝ている時に起こしてしまう可能性もあります。
しかし、Bondeeでは、アバターが今何しているかを表現しているためこのような問題を解決することが出来ます。
Bondee自体に通話機能はないため、他のアプリと併用する必要がある点には注意が必要です。
Bondeeで出来る事
・アバターと部屋を自分好みに作成できる
アカウントを作成して、まず初めに行うことがアバターと部屋の作成になります。
アバターの作成は、初めの初期状態から目や口などの顔のパーツから、服装、アクセサリー、
帽子や荷物まで現実世界の自分にそっくりなアバターを作成でき、本来の自分とは異なる理想の自分でさえもメタバース内で表現することも可能です。
また、部屋の作成については、ベッドやソファーから観葉植物、ぬいぐるみといった小物まで自分好みにアレンジすることが可能となっています。
自分の個性をメタバース上で表現できるため、仮想空間内でも友達と一緒に行動する実感を得ることが出来ます。
・友達とチャットを行うことが出来る
これまでのSNSと同様にチャットで友達とやり取りすることも出来ます。
また、今までのチャットとの違いが、トーク画面に自分と友達のアバターが表示されており、「踊る」、「キャンプ」といったボタンがありそれらを選択することによってアバター同士踊ったり、キャンプを一緒にしたりと見ているだけで楽しい機能があります。
・自分の行っている行動をアバターで表現できる
アバターを用いる事の一番のメリットは自分の行っている行動を表現できるという機能だと思います。
InstagramやLINEなどのSNSでは、離れていてもテキストメッセージでやり取りできることが魅力でしたが、アバターを用いる事でリアルタイムに友達が何をしているか把握することが出来るので離れていてもより一層近くにいる感覚を得る事が出来ます。
・航海に出ることが出来る
Bondeeでは、航海に出ることが出来ます。
航海とは、アバターが船に乗り海を旅する機能です。航海の途中では、他の航海しているアバターに出会えたり、鳥や魚の群れなど様々な動物に出会えたりします。
また、航海をしているとその中でしか手に入れることの出来ない服や家具などをゲットすることが出来ます。
航海の中で、メッセージボトル機能があります。
メッセージボトル機能とは、自分でメッセージを書いて海に投げます。その後、ボトルが流されていき他のアバターの人の所に流れ着きそれを拾った人がメッセージに対して返信してくれるような機能になっています。
メッセージに質問などを書くと面白い返信が返ってきたりするかもしれないですね!
Bondeeの始め方
Bondeeの始め方を手順を追って説明していきたいと思います。
1.Bondeeアプリをダウンロードします。
以下のサイトからダウンロードできます。
Apple store 「Bondee ボンディー」をApp Storeで (apple.com)
Google play Bondee – Google Play のアプリ
2.アプリを開き、スタートボタンを押して開始します。
3.電話番号、SMS認証、誕生日を設定します。
4.名前を設定
ユーザーネームは1回しか変更できない点に注意が必要です。
5.ここまで登録出来たら、Bondeeを開始!アバター・部屋を編集しましょう!
実際に使ってみた!
・「ねぇねぇ」という機能
友達のアバターを開くと、「ねぇねぇ」と出来る機能がありました。
この機能は、現実世界で、話を聞いてほしい時やかまって欲しい時に言う時と同じ要領で使うことが出来ます。
実際に、このボタンを押してみたところ、「ぽよんぽよん」という効果音が鳴り、相手に「ねぇねぇ」という通知だけ届くようになります。この機能は他アプリやプラットフォームにないためBondee特有の機能になります。
・面白い航海機能!
航海機能では、自分で作成したアバターを船に乗せて海を旅することが出来ました。
船に乗っているアバターの体制を変えられたり、他の航海しているアバターに出会えたりと、実際に航海しているような気分を体感することが出来ました。
その中でも、オフラインで航海ができ、その中でアバターが航海中に経験したことが写真として記録されていきます。その写真は、次に開いたときに確認することができ、カメラロールに保存することが出来ます!
コロナ禍で、行動が制限されている中でアバターで航海してみるのも良いのではないでしょうか。
・体験した良くない点
先ほど説明した「ねぇねぇ」機能は、ボタンをタップした回数相手に通知が行ってしまい、10回タップしたら、10回相手に通知が行ってしまいます。
また、テキストを入力する時に、相手に「入力中」という通知が届いてしまいます。
そのため、「通知が多く届くのが嫌!」という人にとっては、あまりお勧めできないです。
まとめ
今回はBondeeについて紹介しました。
アバターを使った新感覚のSNSということで、従来のSNSとの違いやメタバース上ならではの利点を分かって頂けたかと思います。
人との繋がりが欲しい、リアルタイムで繋がっていたいと思う人にとってはかなりおすすめのアプリだと思います!
少しでも気になった方は自分のアバターを作成してとりあえず始めてみるということをおすすめします。